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「令和」の文字

「令和」の時代を迎えて半年が経過した。そして間もなく「令和2年」がスタート。
新しい年には、私を含め多くの人が期待しているに違いない。

「令和」が始まるまで30年間は「平成」だった。
「平成」という元号は「平らかに成る」という意が込められていたらしいが、多くの自然災害が発生。
犠牲者や被害も多かった。ただ政治や経済は安定しており、国内的にも深刻な状況は避けられたようだ。

「令和」という文字を見ると、まず「和」という文字は過去の年号にもしばしば使用されており、
日常生活にも親しみがある。

「和」には「なごみ」「おだやか」という感覚があり、この文字自体が独立して使われている。
他の部首が接続されている例もない。

これに対し「令」は多くの部首が使用される例が多い。
例えば「伶」「冷」「怜」「玲」「鈴」…などさまざまだ。

「令」は「命令」や「法令」など社会的な秩序を守らせようとする意が強い。
いわゆる「あたたかさ」とも距離が感じられるのではないか。

その一方で「団結」や「協調」を促す意趣も含まれている。
いずれにせよ「国家」や「社会」にとって重要な言語であることに間違いはない。

この国「日本」にとって平穏な時間が流れるなか、それを継続して行くうえでも絶好なタイミングで
訪れたといえるようだ。

人の社会にとって「令和」が持つ意義はおおきい。
しかし、その裏や背後にある崩壊や破綻にも注意して置かなければならない。

私の日常でも、バイクを連ねて爆音と暴走を誇示する若者たち、深夜にコンビニなどでたむろする少女、
繁華街で誰彼ともなく腕を絡める姿には不愉快さよりも危険を感じる。

「お節介」「ほおっておいて」と揶揄されるかも知れないが、保安が保たれているからこその現象では
ないだろうか。

私のような昭和世代はともかく、今の子供たちの親は平成生まれが殆どだろう。
平和で自由で恵まれた時代で育ってきた。
大戦直後の荒れはてた風景や、浮浪孤児、食糧難などは想像もできないはずだ。

もちろんそんな経験はする必要もないことだが、世界情勢や東アジアの現況を見ると、
100パーセント安心もできない。

「令和」を迎えた日本人の一人として、安穏とした日々のなかでも冷静に、慎重に世界を、自分の周囲を
観察していきたいものだと感じるが、いかがなものか。

作家 津島稜