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トランプ大統領も金のメッキが剥げてきた?

世界中が大騒ぎをさせられた6月12日。

普段あまりテレビを見ない私も朝から画面の前に座らされる羽目になった。

歴史的に初めてのアメリカと北朝鮮のトップ会談ということで、数日前からマスコミがあれやこれやと前宣伝
をしていたのにも影響されたのだ。もちろん、登場人物がトランプ大統領と金正恩委員長というキャラクター
であるところにも世界中が注目した要因がある。果たして、この二人の対決はどうなったのか。

結論を先に述べると、内容の薄い政治ショーでしかなかったと言える。

対面の会場となったのは中立国シンガポールのホテル。
周辺には早朝から各国のTVカメラが並び、レポーターが押し寄せていた。

トランプ大統領は「完全な非核化の実現と検証」をアピールして会談に臨んだようだが、
結果は「段階的な非核化に努力」とか「北朝鮮の体制を保護」「朝鮮半島の恒久的・安定的平和の構築」と
いったような金委員長の思惑を十分に反映した共同宣言となった。

トランプ大統領の「大切な友人」である安倍首相の願いである「拉致被害者の無事返還」に関しては皆無に
等しいと言って良いだろう。

会談後、トランプ大統領だけが記者会見に姿を現し「歴史的な成功だ」「マイペースで会談をリードした」とか
「金委員長は素晴らしい友人だ」と自画自賛したが、北朝鮮を除く各国の反応は、当然、冷たいものだった。
金委員長は姿を見せないまま、そそくさと帰国。
北朝鮮側に有利な内容が残されただけだったため、特に米メディアの失望は強いようだ。

いずれにせよ大騒ぎの一日は閉幕。

私にとっては拍子抜けを味わい、朝からテレビの前に座っていたことがバカバカしく思えた。
ただし、その中でも不快感が残ったのは、拉致問題の多くの関係者の落胆には同情を禁じ得ないところに
ある。その後の記者会見で、安倍首相は沈痛な表情を作り「金委員長と直接、会談しなければ…」と語った。
まさしくその通りであり「ナメられた日本外交」を覆して欲しいものだ。

会談から1週間経過したメディア報道でも、トランプ大統領が得意のツイッターで「金委員長との会談は
大成功」と、臆面もなく繰り返しているのには恐れ入るが、さすがに日本のメディアも冷ややかになってきた
ようだ。

世界最強の国=世界最強のリーダーと自分勝手にアピールしてきたトランプ大統領も、そろそろ化けの皮、
金メッキが剥げてきたのかも知れない

作家 津島稜