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平昌オリンピックの思い出

韓国の平昌(ピョンチャン)で開催された冬季オリンピック・パラリンピック。

開催前から北朝鮮の参加が話題になり注目されていた。
その開会式で金正恩委員長の妹、金与正(キム・ジョヨン)氏が列席したのには驚かされた。
そして「美女軍団」と呼ばれた応援団のパフォーマンス。
政治にはなじまないオリンピックで、南北朝鮮の合同チームを結成し「同一民族・祖国統一」を旗印に
融和方針を露骨にアピールした。

韓国の文在寅大統領も北朝鮮選手団を大歓迎し、世界にその姿を見せつけた。
さらには金委員長とアメリカのトランプ大統領の会談を呼びかけるなど北朝鮮の外交デビューを演出。
自ら橋渡し役を申し出て、日本の立ち位置を遠ざけてしまった。
そこには北朝鮮の核兵器保有、開発やミサイル実験に対する規制を窺わせる文言は皆無だった。

パラリンピックが終わるまで、米朝首脳会談の実現に世界中のメディアが関心を示していたが、
トランプ大統領の強硬姿勢は変わらない。
オリンピックの舞台裏で、北朝鮮の韓国への急接近、米政府の混迷、日本では安倍政権の混迷といった
予想外の出来事が次々と現実のものとなっている。

こんな不愉快な政治問題で平昌五輪の成功は期待できなかったが、開会後は日本を始め世界中から
見物客が平昌を訪れた。入場のチケットも売れ残るのではないかという予想だったにもかかわらず、
少なくとも日本でのテレビの視聴率はかなり高かったのだ。

私にしても、オリンピック、パラリンピックのテレビ中継には興味を持たされた。
その最大の要因は、日本選手の活躍だった。

特筆すべきは女子選手たちだろう。男子選手ももちろん各種目で大活躍してくれたのだが、何といっても、,br> これまでマイナーな種目と言われた女子種目の多くが、この大会で大きくクローズアップされた。

とくに、カーリングの銅メダルがメディアのトップニュースになるほどのフィーバーぶり。
北海道・北見の方言とも言える「そだね」は流行語になり、
女子選手たちが試合中の休憩時間に「おやつ」を食べる「もぐもぐタイム」も日本中に笑顔を巻き起こした。

それまでルールもカーリングの用語も知らなかったが、スキップやスィープなどの言葉を覚えたし、
得点や勝敗の判定も理解できた。

そして、スピードスケートの女子選手の活躍は嬉しかった。
小平奈緒選手や高木姉妹らは多くのメダルを日本にもたらしてくれた。
彼女たちのガッツポーズや表情は男性ファンはもちろん、多くの女性たちにも魅力的に映っただろう。

平昌オリンピックの周辺で動いた政治の影はすっかり忘れたくなるような思い出を日本中に残してくれたに
違いない、と思う

作家 津島稜